魂の雄たけびを上げろ! ブレイブストーム!
こんばんは、映画大好きおじさん(予定)です。
私の挨拶は適当に流しておいて、さっそくですが
初レビューをお送りさせて頂きます。記念すべき、初レビューは
この作品……上映館少な! しかも昼間とか深夜とかいけねぇ!!
え、この会社は……約束されたクソ映画では?
サメはどうしたんだてめぇ!!!
などと言われている、この作品を紹介と共に
3のポイントにわけてお送りします。
10分ぐらいで見れる量に抑えるつもりではあるので少々お時間をください。
そして、少しでも面白そうだったら見に行ってください!
多少ネタバレが含まれるのはご了承ください。
ネタバレ回避しつつ、よさを伝えるのは私には無理です。
【ブレイブストームとは】
本作品の企画は、2015年9月頃に宣弘社作品の映画化権を有していた
フィギュアメーカー・アルバトロスから、
岡部の元に『シルバー仮面』『アイアンキング』『スーパーロボット レッドバロン』
を合体させた映画作品として持ち込まれた。
岡部は3作品をまとめるのは難しいと考え、『シルバー仮面』と『レッドバロン』
の2作品に絞ることを提案し、自ら脚本を執筆した。
タイトルはアルバトロスから持ちかけられた時点ですでに決定しており、
岡部は命名理由については知らないと述べている。 出典:ウィキペディア
というわけで、2つの特撮作品を掛け合わせた作品が
この映画、ブレイブストームという事が分かりました。
確かに3つを同時には無理ですね。マーベルの
アメコミクロースオーバー作品、『アベンジャーズ』だって、
個別に映画やった上でやっているので、どう考えてもキャパシティオーバー。
岡部先生の考えは英断であったな、と思います。
【ポイント1:ブレイブストーム、その根幹】
この作品は特撮作品であるという事ですので、
無論、主人公たちヒーローサイドには
守るべきものがあり、倒すべき敵がある。
そんな古き良き特撮物の流れをベースにして作られています。
ですが、この作品の根幹にあるのは家族の絆であるという事は
作品を見た人にはきっと、分かるでしょう。
それを視聴者側に伝えるものとして、ある印象的なシーンがあるのです。
彼は春日兄弟の長男、春日光一と言います。
彼と長女、春日ひとみはキルギス星人の侵略により
荒廃しきった未来を変える事はできない、しかし過去なら……
という考えから光二、光三、はるかの3人を
ある物と共に過去に送り出します。
その時、光一は言うのです。「誰かが此処に残らなければいけない」
そうしなければすべては失敗し、過去は救う事はできないのだ、と。
なぜこのシーンが印象的なのかというと、
実はこれと同じシチュエーションが今回の舞台となる過去でもあるのです
彼は主人公の兄、紅 健一郎。
実は彼と春日兄弟は深い繋がりがあり……といっても、別に「ええーー!?」
という事ではないので話させて頂きますが、彼は春日兄弟の父なのです。
そして、彼もまた。窮地に陥った秘密基地からの脱出の時、
「先に行け」「誰かが此処に残らなければいけない」というのです。
このシチュエーションこそが過去と現在が一つにつなげる物なのです。
さて、しかしそれだけでは根幹とはいえないかもしれません。
ならばいいましょう。今回、活躍するスーパーロボット・レッドバロンは
彼と主人公である紅 健 の約束であり、絆そのものなのです!
詳しくは、みろ!!! 映画で!!!
【ポイント2:アクション】
特撮といえば忘れちゃいけないアクション!
ですが、これもバッチリです。主役の紅 健。
キレのある動きを見せてくれた渡部 秀くんをはじめとして、
アクションの出来る人たちばかりです。
終盤のはるかのアクションなんて、お前、
本当に後方支援役!? と驚いてしまうキレッキレの動き。
最近の女性特撮俳優の中でも上位の動きに入るレベルでした。
さらに、特に今回のもう一人の主役というべき
シルバー仮面である光二のアクションが、もう凄い!
まず今回、彼は2つのスーツを身にまとうのですが……
まず、最初に纏うR1スーツ。
そして、後半に纏うR2スーツ。
この2つのバリカッコイイスーツを着て、
アクションをするわけなのですがもう凄い。
運動能力500倍という事を表現するために、無論CGも使われます
ですが、それだけではない! 画像がないので凄さを教えられませんが
ポスターのセンターは伊達じゃない、という事だけは申し上げておきましょう!
【ポイント3:大迫力のロボットバトル】
そして、メインディッシュ!
忘れちゃいけない、なんだこの作品は!
そうだ、ポスターを見ろ! ロボットがバトルするぞ! うぉーーーー!
そして、戦うのはこいつら。画像の右の
悪のエイリアンロボ『ブラックバロン』
そして正義のロボ『レッドバロン』
こいつらがドカーン! と殴り合いをするわけです。
飛び出すミサイル! 光る手のひら! そして、飛行……
あれ、何かこれ見た事ある気が……確かアイアンマ……いや、なんでもないです。
ともかく、もうここだけで見ごたえあるんだよなぁ……
同じルーツを持つロボットでも、その存在意義は対極にあるもので。
どんな力も使われ方次第なのだ、という事がよくわかりますね。
ロボットものというのは結局、そこに落ち着くものなんじゃないかな、と。
ただ、一つ我儘を言うなら……決め技はもう少し派手でもよかったかな、と
それが無理なら、もうドカーン! ドカーン!と殴り合って、
殴り壊してしまうとか、次回作はその方向でお願いしますね!
【まとめ】
さて、まだ魅力はあるのですが
もうリミットである1時間を10分オーバーしたのでこの辺にさせて頂きます。
個人的に見た感想ですが、ブレイブストーム自体は面白い作品です。
ただ宣伝不足と
特殊効果劇場が多いという形式で値段が上がる事で非常に損をしている
といわざるおえません。私は4DXで鑑賞しましたが
顔に水かけられるし、へんな臭いはするし、
ロボットバトル以外の所でも座席揺らされるわで、楽しみが半減しました。
普通劇場で素直に勝負するべきであったのでは、と思います。
と、軽い愚痴になってしまいましたがブレイブストームは非常によい映画です。
しかし終幕前のto be~が示す通りこれは序章であり、完結編が必要な
未完成の作品でもあるのです。それは最後の全てが終わったシーンで、
同じ方向を見ている筈なのに、別の方向を見ている
=全員の心が一つになっていない、という所からも強く感じ取れるものなのです。
アルバトロスの映画だし……よくわかります!
あそこはB級とサメぐらいなもんだよな、わかりまぁす!
私も舐めてました!
でも、今回は本当にいい作品なので次回作が作れる様に
なるべく、見に行ってくださると幸いです!
1月から劇場も増えるそうですしね。この期に、どうか、お願いします!